ファイナンシャルプランナー(FP)石井 恵です
30代、40代女性を中心に、これまで1800組以上のお金の相談・実行支援をしてきました。
大手証券会社→都市銀行→来店型保険ショップの個人向け営業や資産運用部門、機関投資家向け営業を合わせて10年経験し、
2014年からフリーのFPとして商品を販売しない立場で相談業務や執筆、監修、セミナー講師として活動しています。
保有資格
CFP(R)、
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)
※過去の取得資格(現在販売登録がないため未登録)
▶証券外務員一種、内部管理主任者資格
▶生命保険募集人資格、変額保険募集人資格、MDRT、損害保険募集人資格、損保大学(損害保険プランナー)、少額短期保険募集人資格、
提供サービス
動画講座
お金の知識や情報を動画で学び、ワークで考える・やってみる、結果を重視したマネー講座です。
ワークを書き込んだらInstagramのDMやメールで送っていただければ、添削します。
「むずかしい」「わからない」「できない」ところは、すぐに質問・相談。
購入から6カ月間、無制限でお受けしています。
個別相談
お金に関する全般的なご相談をお受けしています。
FPとして大切にしていること
私がファイナンシャル・プランナーとして大切にしていることは、3つあります。
1.自らお金に関する判断&行動ができる人をふやしたい
1つめに大切にしていることは、『お金に関する判断・決断を自らの判断でできて、行動出来る人』をふやしたい、ということ。
お金に関する知識や情報はたくさんあふれていますが、どれが正しくてどれが間違っているとか、どれが全うでどれがあやしいのかを判断するのってとても難しかったりします。
そもそもの、お金の知識があれば、判断するのは難しくないですが、よりどころとなる知識がないと判断が難しく、情報に惑わされてしまいます。
また、情報や判断基準に納得感や合理性がなければ、コレと選ぶことができないため、行動に移すことができません。
あるいは、誰かに決めてもらったり、おすすめから選んでしまうと、「こんなはずじゃなかった」「言われたとおりにやったのに失敗した」と想定外のことが発生することも多く、損したという声も多く聞かれます。
人は自分で決めたことには責任を持ちます。そして、自分で決めたことは、興味を持って積極的に行動出来るので、行動が加速します。
そこで私は、これまで1800組以上の相談を受けてきた経験を元に、
「自分で決める」→「行動する」の流れで、
しっかり貯まったりふえたりする実感や手応えを感じられるてもらえるよう、工夫してお金のサポートをしています。
2.あなたの価値観を大切にしたい
私がファイナンシャル・プランナーとして大切にしていること、
2つ目は、あなたの価値観を大切にすること。
お金には、その人の考え方・価値観、育ってきた環境などが色濃く反映されます。
1000組を超えるご相談を受けていると、その家の経済状況や判断基準、親御さんのお仕事やご実家の様子なども推測できちゃいます。
以前、「途中で上手くいかなくなった」「節約リバウンドしてしまった」といった残念ケースを分析していました。
そこでわかったのが、
「価値観に合わないプランや方法は、途中で行動が止まってしまう」
ということでした。
たとえそれが「合理的」な方法だったとしても、無意識にイヤなこと・ストレスが貯まることは、なんとなく止めたくなってしまうのです。
一方で、ファイナンシャル・プランナーによっては、こういった価値観をあまり読み取らず、聞き取らず、アドバイスをする人も多く存在します。
表面上は、その方、そのご家庭にやってくるイベントごと、将来的な家計収支などを反映していますが・・・
「合理的」で「正しい方法」、「教科書通りのプランニング」を組むと、価値観が反映されないプランニングになるんですね。
私は、毎日を楽しみながら将来の安心も手に入れてもらいたいので、相談者さんの考え方や価値観に合ったプランニングや方法をいくつか提案して選んでもらうスタイルを大事にしています。
3.商品は売らない
私は投資信託や株式、保険といった金融商品の販売(仲介)をしていません。
動画講座の販売やご相談料、監修料などをメインの収益としています。
金融機関に属さずに活動しているため、銀行、証券、保険といった商品分野・方法にとらわれず、ご相談者さまの価値観やライフスタイル、得意なこと・苦手なことに合わせたアドバイス・提案ができます。
私がファイナンシャル・プランナーになった理由
私がファイナンシャル・プランナー(FP)になろうと思ったきっかけは、大学生の頃にさかのぼります。
家計簿だけでは将来はわからない、と知った日
私はいわゆるおばあちゃん子でした。
夏休みや冬休みになると、ほとんどを「おばあちゃんち」で過ごしていました。
おばあちゃんちでの思い出はいろいろあるんですけど・・・
なんとなく今でも思い出すのが、日の陰ってきた午後3時半頃に、近くの『商店』へ買い物に行って帰ってきて、ちょっと休んでから夕ご飯の準備をする。私もお手伝いする、そんな光景です。
うちは、おばあちゃんも母も「超」がつくほど几帳面で。
買い物から帰ってくると、きっちりレシートを見ながら家計簿をつけるおばあちゃんをなんとなく目にするのがいつもの風景でした。
・・・・・時が流れて、私が大学3年生の春。
祖父がガンで亡くなりました。71歳でした。
その当時、まずおばあちゃんがガンになって入院。手術をして放射線治療をしていました。
半年後に祖父が入院。
しかし、すでにそのときは末期で、祖父の方が先になくなりました。
祖父の葬儀中も、おばあちゃんは体調の悪い中、参列していました。
お葬式が終わった次の日、私はおばあちゃんに声をかけられました。何かと聞いてみると、「年金の手続きに行って欲しい」と言われたのです。
よくわからないけれど、とりあえず託された年金手帳を持って、年金窓口へ向かいました。
当時は本人確認なども特に厳しくなく、手帳を見せると、すぐに窓口のお姉様が対応してくれました。
年金の金額が載った紙を渡され、「この金額がこれから振り込まれるようになるから伝えてね」とマルをしてもらいました。
渡された紙をもって帰り、おばあちゃんに渡しました。
「この金額がこれからは入ってくるらしいよ」とマルで囲まれた金額を指さすと、
おばあちゃんは一目見て、ほっとしたような表情を浮かべながら、
「ああよかった。これで安心できる。迷惑かけないで済むわね」
と言ったのです。
私はそのとき、びっくりしました。
おばあちゃんは、家計簿をシッカリつける人、というイメージでした。
でも、家計簿をつけているだけでは、将来年金がいくらもらえるとか、それが足りるのかどうか、なんてわからない。
それに気付いてハッとしたのでした。
法要が終わって学生生活に戻ってからも、そのことが気に掛かっていました。
そんなとき、学生生協の脇にある資格予備校のパンフレットに「ファイナンシャル・プランナー」という文字を見つけました。
読んでみると、ライフプランを一緒に考え、資産形成をアドバイスしたり金融知識を伝える内容でした。
そのことをきっかけに、私はファイナンシャル・プランナーに興味を持ち、その道へ進むことを意識するようになりました。
60歳の母が突然のガン余命宣告
金融機関に就職し、ファイナンシャル・プランナーの資格を取りながら、お客様のご相談を受ける日々。
自分自身の経験やお客様への支援経験がふえて、お客様へ貢献できている手応えを感じていた矢先、母から電話がありました。
普段電話してこないような時間だったので、なにか胸騒ぎを感じつつ、忘年会でほろ酔いのまま電話に出た私は、母の「ガンが見つかったかもしれない」という言葉に一気に酔いが覚めたのを、今でも鮮明に思い出します。
その日は、母の60歳の誕生日まであと数日でした。
自営業だった母は、会社員のような人間ドックを受けておらず、『還暦前ドック』という人間ドックで超音波検査をうけてはじめてわかったようです。
ガンでも軽いものはもちろんありますが、見つかった場所がすい臓だと聞いて、もう悪い予感しかしませんでした。
詳しく調べた結果、末期ガンで余命1年と宣告されました。
セカンドオピニオンを受けましたが、手術は難しいとのこと。
抗がん剤治療をするしかない、ということでした。
3カ月ほど仕事をしながら、実家の福島と東京を行ったり来たりしていましたが、4月には実家のある福島に引っ越すことを決め、転勤というかたちで実家近くに住みながら、母を看取りました。
将来のために今をガマンしない
母は結局、余命宣告からほぼぴったり1年で亡くなりました。
そして、母が亡くなったあとに残ったのは、老後のためにしっかりと貯めていた貯金。
母は、「老後ラクするために、今がんばる」が口癖でした。
実家は24時間営業のコンビニエンスストアを経営していたので、大晦日も正月もお盆も、24時間365日、休みなく営業していました。
ですから、心おきなく休むことは難しかったでしょう。
そうして「がんばった」結果、母は貯めたお金を使わずに亡くなりました。
私はそれを知ったとき、強く、強く感じたのです。
将来のために今をガマンして、明日死んだら後悔するような生き方はしたくない。
毎日を楽しみながら、将来にもちゃんと備える方法を私は知っているのだから、これから先はそれを伝えていこう。
それが私にできることだ。
そう思ったのです。
貯蓄、資産運用、保険・・・あなたのお金をトータルで提案・実行支援します
毎日を楽しみながら、将来にもちゃんと備える方法を伝えたい、そんな方法でお金にまつわる行動を支援したいと思ったとき、気になったのは働き方でした。
金融機関で相談を受けていると、1つの分野だけでなくいろいろな相談をしたいと要望を受けます。
証券会社では、保険や住宅ローンの話を聞かれることも多かったですし、保険ショップでは資産運用や住宅ローンのご質問・ご相談を受けることも多々ありました。
しかし、金融機関の一社員として相談を受ける以上、成績は商品などを販売した手数料で評価されます。
上司は相談の効率に目を光らせていますし、どうしても自社で取り扱いのない分野のお話はなかなか時間を割けないのが実情でした。
けれど、お金のことを根本的に解決・改善していくには、どこかのタイミングで貯める、ふやす、まもる、かりる、といったさまざまな分野から総合的に考えて、プランニングする必要が出てきます。
そこで、母が亡くなった翌年、私は勤めていた会社を退職し、金融機関等に属さないフリーランスのFP(独立系FP)として起業しました。